リバー・ランズ・スルー・イット
2005年8月26日 映画
DVD ジェネオン エンタテインメント 2004/06/25 ¥2,500
ブラッド・ピットの名が一躍、ハリウッドに飛びだすことになった作品だ。まだ若かった彼の、初々しくさわやかな笑顔も魅力だ。牧師の家庭で厳格に育てられた兄弟。だが、エリート大学の大学院を卒業した生真面目な兄ノーマンと、自由奔放で天真爛漫な弟ポールとは、正反対の性格だ。成人してからは違う道を歩む2人だが、ポールはその無鉄砲な性格から賭けポーカーにはまり、危ない道に入りこむ。
モンタナの雄大な自然をバックに、父親に習ったフライフィッシングをとおして成長し、人生を学んでいくさまが描かれている。自然の完璧なまでの芸術性の前で、人が美しく生きるとはどういうことなのかを考えさせられる。モンタナの自然の美しさを存分に楽しめる作品でもある。森を流れる川のせせらぎや、水面に反射する日の光、言葉のつむぎ方など、全編をとおしてロバート・レッドフォード監督らしい詩的な感じが漂っている。
ブラッド・ピットって、あまりよく知らないんですよね。(最近、離婚で話題になってたのは知ってるけど。)
でも、なんか、とても良さげな作品だったので、初めてブラッド・ピットが出てる作品を観てみました。
とっても綺麗な作品。(映像も話の内容も)
きっと、派手なアクションだとか、スリルとサスペンスを求めるような人には物足りない作品なんだろうけど、私はこういうゆったりした作品好きだな〜。
やんちゃそうなブラッド・ピット(弟役)がとってもいい!
兄役のクレイグ・シェーファー もハマリ役だと思う。
フライフィッシングってよくわからないし、普通の釣りとどこがどう違うのかもよくわからないんだけど、ただ魚がかかるの待ってるだけじゃないんだね。
以下、ネタバレになりますが、
最後、弟のポール(ブラッド・ピット)が殺されてしまうんですが、その殺されるシーンも死体も映像にはなかったのがよかった。
そして、月日が流れ去り、老人(兄ノーマン)が1人、川でフライフィッシングをしてるシーンで終わる。
美しい、心がすがすがしくなるような映画です。(ちょっと言い過ぎかな?!)
原作も読んでみたい。
・・・何気な〜くエンドロール見てたら、最後のほうに
"No fish were killed or injured."
って・・・
完璧に呼吸してなさそうなお魚さん映ってましたけど(^_^;)
どうやって、殺さず、傷つけずに撮影したのだろう・・・
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